床の不具合を改善する床診断の概要につきまして

田島ルーフィング(株)

床材営業部

https://tajima.jp/flooring/

 

はじめに

オペエリアでは重量物の移動が頻繁に行われ、病棟では深夜でも看護師の方々が往来し、外来エリアでは人が頻繁に通行する等、病院では床に求められる機能が多岐に渡ると同時に不具合も多く発生しています。床診断士は、既存の床の状態を調査診断し、部位別に求められる機能を満たす最適な内装改修の提案を行います。

 

床診断士とは

床診断士とは、床の改修工事での適切な提案や改修工事に必要な知識に関する講習を受けたのちに厚生労働省認可の社内検定制度に合格した、床リフォームの専門知識を備えたスペシャリストです。
建物の床は、時間の経過に伴って様々な劣化や傷みが発生します。
また、施工時には想定しなかったフロアの使用状況などにより不便な状態になる事もあります。そういったお困りの事態を解消し、より快適な空間を築く床改修のご提案が出来るのが床診断士です。
床材のお悩みやご相談、診断のご依頼、リフォームのことなら厚生労働大臣認定資格である床診断士にお任せください。

 

床診断の流れ

床診断士がどのように床診断を行うのか、床診断流れをご紹介します。
床リフォームのご相談に一般的にみられる床材の剥がれや膨れは、接着剤や施工方法に原因が考えられるだけでなく、コンクリート下地の表面硬さや水分の含水率など、専門知識がないと見逃してしまう問題によって発生している場合も少なくありません。
そこで「床診断士」が訪問し、各種機器によって現状を調査・診断します。

 

全国自治体病院協議会,賛助会,環境改善

 

床診断に必要な道具

床のリフォームで床診断士が最初にする事は、現状の床をくまなく調査する事。
現状の床に何か問題がある場合、その原因を究明する事によって初めて効果的な対策が可能になります。
例えば、床仕上げ材に「フクレ」が発生している場合、考えられる原因は様々です。
接着剤や施工方法が適していなかったかもしれませんし、コンクリート下地の表面の硬さや水分の含有率に影響されているかもしれません。
更にたどると、実はその土地にある地下水が原因の1つだったというケースも考えられます。
そういった様々な可能性を複数の切り口から考えられるよう、正確な数値データを取り、客観的に診断する事が必要になるわけです。
床診断に必要な道具をご紹介します。
見慣れないものばかりですが、どれも正確な数値データを計測し、適切な分析と提案をするために欠かせない道具です。

 

高周波水分計(下地の水分率を測定)
全国自治体病院協議会,賛助会,環境改善

 

0度はく離試験器(シートの接着強度を測定)
全国自治体病院協議会,賛助会,環境改善

 

引張り接着強さ試験器(下地の表面強度、床材の接着強度を測定)
全国自治体病院協議会,賛助会,環境改善

 

VOC簡易測定器(ホルムアルデヒド等の濃度を測定)
全国自治体病院協議会,賛助会,環境改善

 

引っかき試験器(下地表面の硬さを測定)
全国自治体病院協議会,賛助会,環境改善

 

パルハンマー(下地の浮き診断)
全国自治体病院協議会,賛助会,環境改善

 


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